社会生活をなんとかうまく送りたいとき:被害妄想気味(人格転換法とは4)
<Eさんの毎日の生活>
Eさんの毎日の生活は、
勤め先のお店で、同僚だけでなく、来訪するお客に対して
挨拶ができず、つらい日々を送っていました。
彼の心は、お店で、緊張と恐れで、”針のむしろに乗っている”気分でした。
Eさんは、こんな状態が続き、当たり前のことですが、
ちょっと、被害妄想ぎみになっきていました。
Eさんは、
「おまえは無能者」と言われている感じで、
ちょっと、被害妄想気味になっていました。
こんな気分の中で、センターで体験を始めました。
<Eさんの状態は>
1.現在、心身の疲れが大きいこと
2.恐れ、不安、緊張で動悸があること
3.その恐れと緊張が大きいために、声が出ないこと、
その結果、当然として、挨拶できないこと。
4.被害妄想気でであること
5.挨拶できないことに対して、
ストレスが余計にたまってきていること
<人格転換法とは>
ここで今現在、これまでの新しい自分になるための方法です。
全てが変わるのでなく、
自分にとって変わりたい部分の特性を変える方法です。
例えば、
緊張している部分をリラックスできる自分となることです。
広い意味では学習をしていきます。
<EさんのモデルはFさん>
Fさんは、
Eさんにとって仕事上の理想の上司であり、モデルです。
このFさんをモデルに決めて、体験を行いました。
<ポイント>
人は、
潜在意識にこのモデルをつくり、
その話し方や行為行動を身につけています。
<人格転換法のやり方>
Eさんは、軽い催眠状態に入り、
Fさんと同調体験をしていきます。
Eさんは、Fさんになりきります。
この体験を繰り返し、
Fさんの特性を身につけていくことができます。
<体験の結果は>
結論が言えば、この体験の繰り返しで、
心理的な問題は、解決しました。
被害妄想的な状態も、
過剰な緊張もなくなりました。